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Debacle Path 別冊2 特集:ハードコア・パンクの読書
¥550
※ 2024年8月下旬 発送予定 【予約販売】 Debacle Path 別冊2 特集:ハードコア・パンクの読書 ハードコア・パンクの出版レーベル、Gray Window Press が発行する雑誌Debacle Path、久々の別冊第2号。特 集は「ハードコア・パンクの読書」として、4本の書評と座談会でパンクと本の関係を探った。 今号の目玉は「パンク本座談会」で、今年出版された、アカデミズムから発されたいろいろと疑問の噴出する書 籍、『パンクの系譜学』の問題点や恣意性を、「現場」のパンクスが自分たちの経験と照らし合わせ、他の本も含 めてあれこれと語る座談会を行い、その模様を掲載。「経験の音楽」としてのパンク、ハードコアを再確認する 27,000 字。 また「ハードコア・パンクの歌詞を読む」のAmebixについての新しい記事と、スウェーデンにおけるパンクと アナキズムの邂逅をスウェーデンの社会学者が論じたエッセイを翻訳掲載。 56 ページ550円のお手軽版! -------------------- 内容 ◆パンク本座談会―「現場」からの『パンクの系譜学』批判を中心に パンクと読書/『教養としてのパンク・ロック』を読む/プロテスト・ミュージックはパンクだけではない/『パ ンクの系譜学』を読む/『パンクの系譜学』で書かれない「パンク」/「Punk展」に関連して/パンクは清く正 しく美しいのか/日本の「ポリティカル・パンク」には興味がない?/名前の呼び方、表記ゆれ、内容の誤り/ Crass の影響の“なさ”/二種類の「パンク学者」について/ハードコア・パンクとフィクションの関係 ・座談会参加者:久保景(Deformed Existence)、黒杉研而(Deformed Existence)、 Closh(Wetnap)、 Terroreye (Kaltbruching Acideath)、鈴木智士(Gray Window Press) ◆書評 『ナース・ウィズ・ウーンド評伝 パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック』平山悠著/久保景(Deformed Existence) 『現代手芸考—ものづくりの意味を問い直す』上羽陽子、山崎明子編/楠間あゆ 『蠅男』海野十三著/山路健二(EL ZINE) 『サッカーと愛国』清義明著/鈴木智士 ◆続・ハードコア・パンクの歌詞を読む Amebix/Belief /黒杉研而(Deformed Existence) ―Amebix の歌詞から、首謀者バロンのTau Crossアルバムお蔵入り事件における「変節」を考える ◆読み物 スウェーデンでアナキズムとパンクが出会ったとき/マルクス・ルンドストロム ―創刊100年を超えるアナキスト紙「Brand」を元に、Ebba Grön, MOB 47, Anti-Cimexなどのバンドとスウェー デンのアナキズムの関係を論じたエッセイ A5 判 中綴じ冊子 56ページ 日本語 500 円+税 発売日:2024年8月27日 ISBN978-4-9910725-5-0
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スピットボーイのルール 人種・階級・女性のパンク / (書籍)
¥1,870
7/23発売予定です。予約受付ています。 知らないことも多く、とても楽しみな内容となっています。過去から現在の社会情勢の変化も含め、今読むことにも意味があるのではないかと思っています。 編集版のリリースとともに要チェックです! 【インフォメーション】 スピットボーイのルール 人種・階級・女性のパンク ミシェル・クルーズ・ゴンザレス著 「私の身体は私のもの」をスローガンに、1990 年代のアメリカで活動し、今日に至るまで世界中のパンクスに影響を与え続ける、メンバー全員女性のフェミニスト・ハードコア・パンク・バンド Spitboy(スピットボーイ)。そのドラマー、ミシェル・“トッド”・ゴンザレスの 2016 年発表の自伝の日本語版が登場。 ミドルクラス白人男性が支配的なアメリカのパンク・シーンにおいて、チカーナ(メキシコ系アメリカ人女性)として、ミソジニー、セクシズム、レイシズム、暴力に正面から立ち向かい、日本を含む世界中をツアーで駆け巡り、女性の居場所を創造し、またその過程で有色パンクとしてのアイデンティティを探求した、ひとりの女性パンクロック・ドラマーの苦闘の記録。 まえがき:ミミ・ティ・グエン、マーティン・ソロンデガイ(Los Crudos, Limp Wrist) 女性である「私」のパンク―解説に代えて:ERIKO(M.A.Z.E.) 鈴木智士 訳 カバーデザイン:大田まさ子 四六判 並製 224 ページ 日本語 1,700 円+税 ISBN978-4-9910725-4-3 2021 年 7 月 23 日発売目次より: バンドはアイデンティティではない/ライオット・ガールのバンドじゃない/白人のクソ女を殺せ/パンク・ポイント/悪の華/The Threat―脅威―/パンクロック・ドラマーの女性版フィル・コリンズ/手を上げて出てこい/黙って演奏しろ/リトルロックへ行く/人種、階級、スピットボーイ/スピットボーイのルール/Fish か Fugazi か/ピート・ザ・ローディー/私の身体は私のもの/カート・コバーンが死んだ/最高の思い込み/ホームシックの処方箋/サウンドチェック、レズビアンたち、長いセット/荒い生存/日本人になる/スピットボーイ:創造の物語 本書に登場するバンド: Citizen Fish/Subhumans, Los Crudos, Fugazi, Econochrist, Paxston Quiggly, Crimpshrine, Nirvana, Green Day, Bikini Kill, Nation of Ulysses, Neurosis, Born Against, Amebix, Chino Horde, Kamala and the Karnivores, Bitch Fight, Instant Girl, Dead Kennedys, Gag Order, Cringer, An Apology Nature Arise など
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勇猛果敢なアイダのものがたり -Tales of Brave Ida- / [Book+CD]
¥2,640
1992年から2008年まで。パンク、ハードコアのDIY倫理を背に90年代アメリカのインディー・ロック・シーンを颯爽と駆け抜けたアイダというひとつのバンド。静かに、そしてゆっくりと歌声を寄り添わせ、世紀が変わって彼らがたどりついたのはひらけたアメリカン・ミュージックの大広野。そして、仲間や家族に囲まれた屈託のないファミリー・アワーだった。 インタビュー/アーティクル:アイダを取りまくヒストリー/消えた24分と残された44分:アイダとの会見記(エリザベス・ミッチェル、ダニエル・リトルトン、ジーン・クック)/カーラ・シックリー/ミギー・リトルトン/ふたりそれぞれのビッグ・ディール/アイダのフライヤー/アイダの素(もと)レコード(299枚)/アイダ登場時のUSインディー回想録/ジェニー・トゥーミーのインタビューを通して/タラ・ジェイン・オニール/アイダを取り巻く8つのバンドとふたりのシンガー/フォークとアバンギャルドの結び目/アイダの秘密プライベート・スタジオ/最高のカバー・バンドとしてのアイダ/ウォーン・デフィーバー(ヒズ・ネーム・イズ・アライヴ)/マイケル・ハーレー/子どもと文化/妊娠相談室:リズに訊けの巻/新しい歌声を乗せて手渡していく、ということ/「saitocno」が選ぶ世界の絵本/アイダのレコード 寄稿者:中西良之、ブライアン・セルズニック、富田和樹(windbell)、ジョディ・ボナーノ(シークレット・スターズ)、ジェフ・ファリーナ(カラテ他)、マイケル・ハーレー、パット・グラハム ページ数:144ページ
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M&W PRESENTS HOMMAGE TO RAMONES / 19 BANDS COMPILATION CD+ZINE
¥1,650
国内バンドによる Ramones カバーを集めた Compilation CD (全 19 曲 / 19 バンド) + Snuffy Smile / 栄森氏の対談方式テキストが入った Zine + M&W 作成による Ramones ポスター付き。 1. NITORON - Blitzkrieg Bop 2. SANHOSE - She's The One 3. THE PRACTICE - Howling At The Moon (Sha-La-La) 4. d/i/s/c/o/s - Tomorrow She Goes Away 5. CLASICKS - Bonzo Goes To Bitburg 6. DOG HOTEL - Cretin Hop 7. NO - Endless Vacation 8. BROWNTROUT - 53rd & 3rd 9. GREAM GARDEN - Chinese Rock 10. 二重螺旋 - Wart Hog 11. MAYONAKASHIMA - Sheena Is A Punk Rocker 12. ICECREAMMAN - The KKK Took My Baby Away 13. YELLOW SCREEN - Danny Says 14. M&W - I Wanna Be Your Boyfriend 15. INA HUNTER(From ROCKBOTTOM) - I Remember You 16. THE URCHIN - Beat On The Brat 17. WHAT-A-NIGHT'S - Howling At The Moon (Sha-La-La) 18. WINSTONS - Needles & Pins 19. JEALOUC/DC - The KKK Took My Baby Away
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もっとコルカタ / ZINE
¥600
インドはコルカタ(旧カルカッタ)での暮らしをA-Zの単語に合わせて絵で紹介。自らのコルカタでの暮らしのエピソードも交えたZINE。またこれは絵もとても素晴らしく、実際に色を塗って塗り絵感覚で楽しむもよし!インドを想像する手段にも。 こちらは英訳版もあり!
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VARIOUS ARTISTS "WHILE WE'RE DEAD.: THE FIRST YEAR" / CD+FANZINE
¥2,700
LIFE BALLのコレクション盤、そしてcar10のセカンド・アルバムと立て続けに話題作をリリース、元銀杏BOYZのアビコシンヤ氏がチーフ・プロデューサーを務める新進気鋭注目のレーベルKiliKiliVillaのレーベル・コンピレーション第一弾!! '15年リリース!! ここ数年、全国の各地域それぞれのスタイルで育っているシーンがひっそりと独自のネットワークで活動を広げている。そこに集う新しい価値観とユニークなサウンドを持ったアーティストを書き下ろしの新曲でコンパイル!! アビコシンヤ氏プロデュースのもと、全13バンド書き下ろし新曲を収録!! NOT WONK、SEVENTEEN AGAiN、THE SLEEPING AIDS & RAZORBLADES、SUMMERMAN、over head kick girl、Homecomings、CAR10、MILK、Hi、how are you?、odd eyes、Killerpass、SUSPENDED GIRLS、LINKと注目バンド多数!! KiliKiliVillaならではの視点で切り取られた、新たな胎動を感じさせるラインナップ!! 加えて、CDと一緒にブ厚い特殊パッケージに収納されるのはKiliKiliVillaファンジン1号!! 添え物とはまるで異なる160ページ超のボリュームで、詳しくは下に記載しますが執筆陣も実に豪華!! コンピとジンが合わさった、思わず心弾まずにはいられない拘りに満ちた一作!! 素敵なジャケット・イラストは水沢そら氏による書き下ろし!! ファンジン著者一覧 ■ インタビュー ショーン・ボーマン(バーガー・レコーズ)インタビュー 森脇真末味インタビュー ■ レビュー 下地康太(DiSGUSTEENS、Suspended Girls) オニギリギリオ(WATERSLIDE) 与田太郎(KiliKiliVIlla) ■ 対談 安孫子真哉 & 角張渉(カクバリズム) ■ エッセイ 安孫子真哉(KiliKiliVIlla) 中村明珍 snuffy smiles 卓洋輔(Anorak citylights) 庄司信也(YOUTH RECORDS・factory1994) 谷ぐち順(Less Than TV) よこちん(DYENAMiTE CREW) 五味秀明(THE ACT WE ACT) 伊藤祐樹(THE FULL TEENZ) 久保勉(A Page Of Punk) 橋本康平(over head kick girl) しばた(FÖRTVIVLAN) 山崎周吾(DEBAUCH MOOD) 林隆司(Killerpass) 藪雄太(SEVENTEEN AGAiN) はっとりたけし SUMMER OF FAN アルバム紹介 収録アーティスト(タイトル/アーティスト) 01. Laughing Nerds And A Wallflower / NOT WONK KiliKiliVilla 初のレーベル・コンピレーションは5 月にデビュー・アルバムをリリースするNOT WONK で幕を明ける。苫小牧を拠点に活動する平均年齢19.5 才、ほぼティーンエイジャー。彼等の出現こそ日本のインディー・フィールドが確実に変わろうとしている証だろう。パンク、メロディック、ギター・ポップなどをクロスオーバーできるバンドがひさしぶりに出現。 02. リプレイスメンツ / SEVENTEEN AGAiN そのNOT WONK にとってのヒーローがSEVENTEEN AGAiN だ。ここ数年のインディー空白時代、アンダーグラウンド・シーンで孤軍奮闘してきた数少ないバンドのひとつ、21世紀が15年経てもロックンロールやパンクに夢があることを彼等は教えてくれる。タイトなビートに秘めた思い、クールさの中に潜む衝動、これから彼等が踏む大きなステップを予感させる。 03. SILENT MAN / THE SLEEPING AIDS & RAZORBLADES US インディーのラフさとUK インディーの繊細さをここまで同居させることができたバンドはこれまでいないだろう、札幌シーンで独自の存在感は東京の耳の早いファンにもすでに届いている。THE SLEEPING AIDS & RAZORBLADES は新世代の核となるバンドに間違いない。 04. Littleman / SUMMERMAN 吉祥寺のコミュニティーから飛び出してきたSUMMERMAN、90 年代に生まれた若者が彼等が生まれた頃のサウンドを鳴らす時代がくるとは誰が想像しただろう。ペイブメントの壊れ 方とティーンエイジ・ファンクラブのやわらかさが同居するサウンドは不安と苦悩の時代はもう終わりかもしれないと告げている、そんな思いを呼び起こしてくれる。 05. The sunrise for me / over head kick girl 一度は活動をやめたover head kick girl、時代が再び彼等を呼び戻したのかもしれない。このコンピから少しづつバンドは動き始めるらしい、時代を超えて響くサウンドを目指して釧路で夢見ていたミュージック・フリークが帰ってくる。彼等のビートが目指すその先に見えている風景を感じて欲しい。 06. FINE / Homecomings 京都でしか生まれないポップ・センス、すでにHomecoimgs はシーンの台風の目になっている。ギター・ポップ、アノラック、インディー・ギター、これらの言葉が本気で日本のバンドに向けられたのは20 年ぶりではないだろうか。ヴェセリンズからベル・セバ、パステルズからオールウェイズまで90 年代から現代まで多くのバンドと比較されているのもうなずける。 07. Tornade Musashi / CAR10 そのHomecomingsと多くのステージで共演しているのが、栃木は足利のナチュラル・ボーイズ、CAR10。1 月リリースの2nd から早くも新曲で参加。なんの狙いもなしにこのサウンドを作っていることがハードコア・パンクからギター・ポップまで世代やジャンルを超えて多くのバンドから指示されている理由だろう。 08. I ALWAYS / MILK 名古屋のサマー・オブ・ファンからリリースされた7 インチ1 枚ですべてのバンドが『やられた!』と思ったはず。MILK のハードコアを生音でやるアイデアを拒絶できるロック・ファンはいないはずだ。多くの人がアルバム発売をまっている今、この新曲は大きな注目を集めている。 09. それはそれとして / Hi,how are you? Hi,how are you?が様々なコミュニティーをクロスすることで、多くの化学反応を引き起こしてきた。サウンドの違いよりはメンタリティーの共有こそがいまのシーンには必要とされている。彼等の存在をキーと見ることでオン・タイムなシーンをひも解くことができるはず。 10. All Time Favorite / odd eyes 虹彩異色、猫や犬に時おり現れる左右の目の色の違いをバンド名に持つodd eyes はその名の通りどこにいても異彩を放たざるを得ない。アンダーグラウンドの混沌から響くのギターはラウド・サイケデリックそのものだが、同時にとてつもない可能性を秘めている。 11. レイシズム / Killerpass パンクとはなにか、そんな問の答えをKillerpass は出している。名古屋という土地柄なのか、MILK をはじめだれも想像しなかった方向へ一歩踏み込んだサウンドは、正しいかどうかは別としてこれまでの型を打ち破っている。この曲から彼等がどこへ行くのかを注目したい。 12. The Sun Wind In Summer Zeal / SUSPENDED GIRLS ex-THE NOBODYS ~ THE DUDOOS のNAOKIDZ とSO-CHO PISTONS のNASS RAMONE と現Disgusteens の下地によるアンダーグラウンド界のスーパーグループがSUSPENDED GIRLS。ラモーン・パンクにもネクスト・レベルがあることを教えてくれる。なによりもアメリカからではなく日本からこのサウンドが出てきたことは誇っていいはず。 13. Douglas / LINK 収録バンドのなかでこれまでの道程が一番知られているのがLINK かもしれない、まだ彼等が夢みていられることがこの先に続くシーンにとってはなによりも重要なのではないだろうか。ひさしぶりの新曲でオーディエンスはそれを感じ取ってもらいたい。このコンピに続く7インチも間もなくリリースされる。